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令和7年度修了式
昨日、令和7年度の修了式を行いました。
みなさんにとってはどんな1年だったでしょうか。
1年生は、もう1周。思い描いた高校生活は送れているでしょうか。
今後の目標はできましたでしょうか。
きっと、思っていたより泥臭かったことも多かったと思います。この後も、泥まみれです。
一筋縄ではいかないこともこれからもあると思いますが、
ぜひ、今まで以上にいろんなことに挑戦していってほしいと思います。
2年生は、あと1周。そうすると、もう卒業です。
進路実現に向けて、ラストスパートです。
ぜひ、悔いのない1年になるよう、杉農でやりたいことはやりきってください。
1年間、HP担当としてみなさんと季節をともにできたことは、とても嬉しく思います。
情報発信として物足りないところも多々あったと思いますが、みなさまのご理解ご協力のおかげで運営することができました。ありがとうございました。
今後も、杉農の魅力・イベント情報等をよりタイムリーにお届けできるよう努めてまいります。
これからも杉農・杉農HP・インスタグラムをよろしくお願いいたします。
以下、校長講話です。
皆さん、おはようございます。
令和7年度が終わろうとしています。
この一年を振り返ると、学校行事や学習に一生懸命取り組む姿が多く見られ、充実した一年だったと感じています。
先日、成績会議が行われました。
年間の成績優良者は1年生58人、2年生84人、合わせて142人でした。よく頑張りました。優良者になれなかった人も、「来年度こそは」という気持ちで努力を続けてください。
4月からは新しい学年になります。
学習や学校行事、部活動など高校生としてやるべきこと、やれることに全力で取り組んでください。
ただ「頑張る」と言っても、目標がなければ続きません。
2学期の終わりに、新年を迎えるにあたり目標を定めましょうと伝えました。
あれから、3か月がたち、自分の目標を見直したり、具体的にするには、良い機会です。
「高校生新聞」には、2026年の新年の抱負として「休日7時間勉強する」という高校2年生の声が紹介されていました。「平日4時間以上、休日は7時間以上勉強する。ぼーっとしてしまうことがあるので、集中できるようにしたい」という内容です。皆さんはどうでしょうか。
杉農では、休日の当番や資格取得などもありますが、時間を大切に使えていますか。○○の資格取得をするとか、部活動で県大会出場をするなどの目標を定め、そのために何をいつまでにやるのか計画を立て実行してみてください。
同じく高校生新聞の人間関係編では、「良い先輩になりたい」という抱負が紹介されていました。
「自分のいやな先輩にはなるな」と先生に言われ、後輩にとって良い先輩になりたいと思ったようです。
本校でも、4月には新入生が入学してきます。
皆さんも入学当初、不安を抱えていたはずです。
優しく頼りになる先輩がいてくれたら…と思った経験があるでしょう。
今度は皆さんが、後輩にとっての良い先輩になってください。
やるべきことを行動で示し、やってはいけないことはしない。その姿勢が後輩の手本になります。
挑戦編では、どこの農業高校かはわかりませんが、「農業に力を注ぐ」という、高校1年生の声が紹介されていました。
農業科で女子は自分一人だが、周りに負けないよう力仕事も頑張りたいという内容です。
農業に情熱を注ぐ生徒がいることを嬉しく思いました。
皆さんも、農業クラブ全国大会最優秀賞を目指して、意見発表、農業鑑定競技、プロジェクト発表、平板測量競技などに取り組んでください。
大会直前に慌てて練習するのではなく、早い段階から計画的に準備を進めることが大切です。
ちなみに来年度の全国大会は南四国大会です。
農業鑑定競技は高知県、プロジェクト発表・意見発表・平板測量競技は徳島県で行われます。
全国1位を目指して頑張ってください。
こういった、目標達成の先に、皆さんの進路実現があります。
ところで皆さん、進路目標は定まっていますか。
中学校から高校への進路は多くが高校進学で、内容もある程度決まっています。
しかし、高校からの進路は、進学・就職ともに選択肢が多く、受験方法もさまざまです。
だからこそ、自分でどれだけ主体的に取り組めるかが重要になります。
「まだ大丈夫」と油断したり、情報を集めずに、どうしたらいいだろうと焦ったりしていませんか。
頼れる人に相談することも大切な力です。担任や周りの先生方に積極的に相談してください。
1年生も、「まだ先のこと」と思わないでください。
3年間の積み重ねが進路実現につながります。
本校には、皆さんが活躍できる場がたくさんあります。
勉強、部活動、農業クラブ活動、若杉や農クの本部役員、委員会活動など、自分が輝ける場を見つけてください。
今年度も、皆さんの努力が形となっています。本校園芸科が栽培した梨を使ったナシカレーがアグリパークの食堂のメニューになったり、4月5日のアグリパークのリニューアルオープンでは食品流通科の生徒が考案したパンが限定販売されるなど、多くの成果が生まれました。こうした取り組みは、日々の積み重ねがあってこそ実現したものです。
来年度は、皆さん一人ひとりがさらに成長してほしいと願います。
新しい学年は、目標実現のために、挑戦を恐れず、仲間と支え合いながら、前へ進んでください。
皆さんが、自分の可能性を信じて力を発揮し、今年度以上に活躍してくれることを心から期待しています。
来年度の皆さんの飛躍を願い、令和7年度修了のあいさつとします。
令和4年度 修了式
本日、修了式が行われました。
生徒のみなさんはどんな一年だったでしょうか。
コロナとの付き合い方も変わり始め、杉農らしさがより戻ってきたような気がします。
本日の本校は、ユキヤナギがいい香りを漂わせ、スミレやタンポポがにぎわい、スギナが芽吹き始めています。
サクラは来週には満開を迎えそうです。
(青紫のムスカリは園芸品種なのでだれかがおいてしまったのが出てきているのかもしれません…いい色です。)
以下、校長講和です。
本日、みなさんに通知表が渡されます。
今回の成績は、今年度1年間のみなさんの学習成果を示しているものです。
これから進路を決定していくうえで、大きな材料となります。
今年度の、みなさんの取組や頑張りは、いかがだったでしょうか。
通知表を受け取り、努力の成果が見られ、さらに自信が持てた人、またはその逆で、結果が思わしくなく、努力不足だと感じる人など様々だと思います。
3学期の始業式でも話しましたが、こうして1年間の成果が数字で示されましたので、何が良かったか、何が悪かったのか、どうすればより良くなるのかなどしっかりと振り返りを行い、4月からの新たな学年で、力が十分発揮できるように春休み期間を大切に過ごしてください。
さて、本日は「課題研究」について話をしたいと思います。
1月31日に3年生による課題研究発表会が行われました。課題研究は、3年生で週4時間行っている授業です。
各学科の専門的な学習を行っている中で、自分自身で課題を見つけ、原因を探し、解決策を考え、実証していくもので、大学の卒業論文のようなものです。
課題研究は専門科目の総まとめのような科目であり、農業に関する知識や技術が身につくばかりではなく、 これからの社会を生きていくうえで必要とされている「課題解決能力」や「他者と協働する力」などを身に付けることができる科目です。
課題研究を行う上で特に重要なのが、課題の設定です。
課題の設定がしっかりできていないと、原因を見つけることができなかったり、解決策が不十分になったりします。
課題を発見する力(課題発見力)が大変重要です。
課題を発見するためには、基礎・基本をしっかり身に付けることと、日頃から自分自身のアンテナを高くすることが必要です。
アンテナが高ければ、自然と「不思議に思うこと」や「疑問に思うこと」など課題が見えてきます。
アンテナの高さは、興味・関心の高さに関係しています。
普段行っている授業がわかる・できると授業が楽しくなり、興味・関心が高まります。
授業がわかり・できるためには、基礎・基本をしっかり身に付けることがとても重要です。
何事も、最初はわからず・できずに苦労しますが、わかってきたり、出来てくれば自然と楽しくなるものです。
例えば、みなさんは、授業の実験や実習でよく観察を行うと思います。
観察を行い、じっくりと見ることで、ものを見る解析度が高まり、小さな変化にも気づくとともに観察を行っている植物などのことが分かってきます。
観察やスケッチなどの地道な努力を大切にしてください。
課題研究は、自分の興味・関心があることに、週4時間も使って、取り組める、このような授業は他にありません。
課題研究を楽しまない手はないと思います。
3年生で課題研究を楽しむためにも。
1年生は春休み中に復習を行い基礎・基本をしっかり身に付けてください。
2年生は、春休み中に自身のアンテナを高くし、自分の取り組みたい課題を探してください。
地道な努力は基礎・基本を身に付けるだけではなく、多きな成果につながることがあります。
そこで、SDGsを視点として、地道な努力により大きな成果を上げた例と最近、私のアンテナが捉えた話題を紹介します。
まずは、地道な努力が大きな成果を上げた例です。
みなさんはこの4月から始まる、NHKの連続テレビ小説をご存じでしょうか。
「らんまん」といい、植物学者の牧野富太郎がモデルになっています。主演は神木隆之介さんです。
牧野富太郎は、1862年に誕生し、日本の植物学の父と言われています。
長年にわたり、日本中を駆け回り、植物の観察や研究を行い、50万点の標本、命名した植物は、1500にもなります。
昭和15年に刊行した「牧野日本植物図鑑」は、現在でも多くの人たちに活用されています。
本校の図書館にもあり、課題研究をはじめとして利用されています。
この図鑑のすごいところは、すべてイラストで描かれており、葉のつき方、枝分かれの仕方、根元はどうなっているか、など、意外と写真では分かりにくいことも多いのですが、植物の細かい部分や、つくりが分かりやすく描かれています。
植物に対する、強い関心と、植物に対する深い知識があったからこそ、わかりやすいイラストが描けたのだと思います。
みなさんも授業でスケッチなど行う際には、じっくりと観察してみてください。
そうすれば、自然と植物などを見る解析度が高まります。
解析度が高まると、いろいろなものが発見でき楽しさが膨らみます。
また、牧野富太郎の有名な言葉に「雑草という名の草はない」というものです。
植物の世界には千差万別の多様性があり、それぞれに大いなる価値を認めていることを示したものです。
雑草という言葉の持つ、価値がないとか不要だとかではなく、現在のSDGsの考え方の一つである、
人間と自然環境がどう向き合っていくか、一つしかない、この地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現することの必要性を当時から持っていたのだと思います。
次に最近、私のアンテナが捉えた話題を紹介します。
それは、おやさいクレヨンです。
おやさいクレヨンは、お米と野菜から作られたクレヨンです。
小さな子どもも安心して遊べるように、米ぬかから採れた米油とライスワックスをベースに、収穫の際に捨てられてしまう野菜の外葉などを原材料に着色したものです。
また、野菜の色を補う顔料にも食品の着色に使われるのと同成分のものを中心に採用し、万が一、口に入れても問題のないように、できています。
これを開発したのは、青森県のmizuiro(みずいろ)株式会社 代表・木村七保子(きむら なおこ)さんです。
木村さんは、もともとグラフィックデザイナーとして自宅を拠点に、仕事と子育てを両立していました。
2011年の冬のある日、夕飯の支度をする中で野菜が持つ色の鮮やかさを再認識した木村さんは、「野菜の色で絵を描いたら美味しそう」とアイディアの原石をつかんだそうです。
その後、規格外などの理由で廃棄される野菜が多いことを知ったことで、青森県産の廃棄される野菜をリユースできないか考えるようになりました。
現在、試行錯誤の結果、青森県産の野菜を使用、リサイクルから生まれたのは10色で、「ユキニンジン」「りんご」「ネギ」「ナガイモ」「ゴボウ」などの色があります。
祖父母から孫へのプレゼントや出産祝いのプレゼントなどに多く購入されているそうです。
テレビや雑誌などで取り上げられ、話題となり、数々の賞を受賞しています。
この事例は、SDGSを視点として邪魔者、厄介者としていたものを、発想を変え、資源として私たちの生活を豊かにするものに変えた農業に関する事例です。
この他にも、農業の抱える課題やその解決策となるヒントはたくさんあります。
ぜひ、みなさん自身のアンテナを高くし、課題を見つけたり、解決のためのヒントやアイディアを見つけ課題研究に活してください。
春休み中に、これまでの学習の振り返りを行うとともに、課題研究の材料探しをしてみてください。
みなさんの素晴らしい研究を今から期待しています。
最後になりますが、感染防止対策や健康管理、交通事故に留意し4月の始業式でみなさんと元気に会えることを期待します。
出典 https://oyasai-crayon.com