学科日誌

畑作物の学習(実験の様子) 生物生産技術科 作物専攻

出荷準備を終えた本校作物専攻の製品(マメ類とゴマ)(R2.11.26)

 

作物専攻では、広大な学校水田に水稲を作付して実践的に水稲栽培や販売を学んでいます。

また、実験水田でもち米を栽培し、基礎的な学習に利用しています。

 

そのほか、畑作物も多数取り扱っています。

製品の写真のとおり、アズキやササゲ、金ゴマなども生産しています。

コムギやソバも私たちが育てて調整し、製粉して製品に加工しています。

販売はしないものの、ジャガイモやサツマイモ、サトイモなどのイモ類や、

ラッカセイ、ダイズ、ニンニク、トウモロコシなども育てています。

 

水稲は大変重要な作物です。

日本の農業にとって、水稲は主役といっても過言ではないでしょう。

しかし、他の作物の重要度が低いわけではありません。

本校作物専攻では、できる限り多くの作物を学ぶことができるように、

多種類の生産を行っています。

 

以前、予定通りに生産できれば、お赤飯の自給率※1が100%であるとお伝えしました。

(※1杉戸農業高校作物専攻で生産した農産物を利用した場合)

今回、実際に本校で生産されたもち米とササゲ、アズキ、金ゴマを利用して、

お赤飯を蒸かしました。

 

利用したササゲ(上)とアズキ(下)(R2.11.26)

 ※ササゲのほうが色が濃く、小粒です。また、へその周りが黒いのがササゲです。

 ※アズキは俵型が顕著。大納言系統の品種のため、特に大きくまるっとしています。

 

煮汁に浸漬して着色しているの様子 ササゲ(左)とアズキ(右)、炊飯用(上)(R2.11.26)

 ※ササゲのほうが色が濃く、また黒に近い色をしています。

 ※アズキのほうは透き通った煮汁です。

 ※この煮汁は、いったんゆでこぼし、強火で20分間煮たものです。

 

蒸かす直前 ササゲで着色したもの(左)とアズキで着色したもの(右)(R2.11.27)

 ※ほんの少し、ササゲのほうが色が濃いのがわかります。

 

ササゲのお赤飯おにぎり(左)とアズキお赤飯おにぎり(右)(R2.11.27)

                   ※写真のため成型しました。実験は握らずに行っています

 

利用したゴマ塩の製造過程(ゴマの焙煎)(R2.11.26)

 ※金ゴマは大変香ばしいゴマです。金ゴマの香りは生徒に大人気でした。

 

今回は実験の1例としてお赤飯を利用しました。

(比較実験3種:うるちともちの違い、ササゲとアズキの違い、「炊く」と「蒸す」の違い)

通常であれば、自分たちが育てた農産物を使って行う、楽しい実験です。

また、栽培や調整などの苦労が報われる実験でもあります。

ただし、今年はコロナウイルス感染症予防の観点から、見た目や香り(におい)、

触覚(硬軟)、つやなどで比較を行いました。

 

いつの日か、通常通りの楽しい実験が行える状況にしたいものです。

 

担当:作物部門主任