植物バイオテクノロジー ~その2~
生物生産工学科です。
今回は、「サボテン + 植物バイオテクノロジー」についてお話ししたいと思います。
サボテンといえば、砂漠のような...暑い場所!乾燥した場所! で育つイメージが強いと思います。
もちろん、これは正解ですが、「バイオテクノロジー」の技術を使うことで、サボテンが水分を多く含んだ
場所でも育つことができる、という過程を、サボテンの成長とともに追っていきたいと思います。
ホームセンターなどで販売している「サボテンのタネ」を使った実験を行います。
① タネをまくための培地を作ります。 ②タネを中性洗剤や塩素などで洗います。
③「無菌に近い」状態でタネをまきます。
この3つの方法を行うことで、無事サボテンを育てることができます。
バイオテクノロジーとは、生物そのもの、あるいは生物のもつさまざまな能力を利用する技術です。
植物のタネは生まれた環境で生き残るために、ある程度の温度や湿度の環境に適応するという能力をもっています。
また、植物が枯れる条件(病気にかかる、温度や湿度が高(低)すぎる)などの弱点を設備で補っています。
こうすることで、サボテンが水分を多く含んだ場所でも育つことができるのです。
10月11日の体験入学では、培地の中で成長したサボテンや多肉植物などを使った体験を行なっていきます。
中学生のみなさん、ぜひ、工学科に足を運んでみてください!