イタリアンメレンゲに挑戦!
生活技術科3年生の調理実習で、『イタリアンメレンゲ』と『アングレーズソース』を使った『バニラムース』づくりに挑戦しました。
『イタリアンメレンゲ』とは、117℃まで砂糖を煮詰めたシロップを使って卵白を泡立てるメレンゲのことです。
えっ?!そうなんです。実は、メレンゲにも作り方で種類があるんです!(ここでは省略します。)
イタリアンメレンゲでは、シロップの熱が卵の殺菌効果やメレンゲの安定化につながるそうです。
ですが、砂糖の温度管理や、シロップのたらし方にコツがいります。
今回は、温度計を鍋にさしながらシロップを作りました。
また、『アングレーズソース』はカスタードクリームのような味ですが、デザートなどのソースとして使われるため、もっとさらっとしています。
こちらは火加減と混ぜ方がポイントになってきます。
火加減が強く混ぜが弱いと、卵黄と牛乳に含まれるたんぱく質の熱凝固でダマになってしまい、滑らかなソースになりません。一方、火が入っていないと、とろみが少なく、卵の臭みのあるソースになってしまいます。
したがって、今回の『バニラムース』は、名前だけ聞くと簡単そうですが、
生活技術科史上、マカロンに並ぶ最高難度のお菓子と言っても過言ではありません!!
←しっかりしたツノ立ちのイタリアンメレンゲ
←アングレーズソースづくり
緊張する場面もありましたが、メレンゲもソースも全班が失敗することなく完成させることができました!
最後はゼラチンと合わせてムースにして、パフェ風に盛り付けて試食しました。
真ん中の黄色いクリームが今回のバニラムースです。
3年生の実習も残すところ僅かとなりました。
1回1回最後まで技術を身につけていってほしいと思います。