杉農日記

令和3年度 第2学期始業式を行いました

 令和3年9月1日(水)に、第2学期の始業式を行いました。

 今回も、新型コロナウイルス感染防止のため、リモートでの実施となりました。

 校長講話は、次のとおりです。

 

 みなさん、おはようございます。

 長い、夏休みが終了しました。

 この間、新型コロナウイルスの感染が爆発的に増え、不安な毎日を過ごしていたものと思います。

 2学期が始まった、草々ですが、本校では明日より、10日(金)まで分散登校とすることといたしました。クラスの人数を半分にして授業を行うため、出席番号の偶数番号の生徒と奇数番号の生徒に分けて、交互に登校してもらい、1日3時間の授業を実施する予定です。詳しくは、後ほど担任の先生から説明していただきます。

 さて、今回の始業式も、リモートでの実施ですので、実際にみなさんの顔を見ることはできませんが、夏休み中に、自分自身の夢や目標を考え、その実現に向けて取り組み始めた生徒が多くおり、一学期と比べ、一回りも、二回りもたくましくなったものと思っています。

 夏休み中の皆さんの様子を見させていただきました。農業クラブでは、測量競技で、本校のAチームが最優秀賞を受賞し、全国大会への出場を決めました。また、鴻巣市で行われたプロジェクト発表、意見発表関東大会では、新型コロナウイルスの感染拡大により、動画での審査となりました。

 本校は、分野Ⅱ類の運営と意見発表2名とプロジェクト発表2組が出場しました。

結果は、プロジェクト発表 分野Ⅲ類に出場した、「地産地商ごちそうウオークマップ」が最優秀賞となり全国大会の出場を決めました。本校が、過去にプロジェクト発表で全国大会に出場した記録を探しましたが、見つかりませんでした。おそらく、本校始まって以来の快挙だと思っております。100周年の節目を飾る、素晴らしい成果だと思っています。是非、兵庫県で行われる全国大会では、プロジェクト発表、測量競技、農業鑑定競技に出場するみなさんの活躍を期待しております。

 また、3年生は、休み中、登校し熱心に面接練習をはじめとする就職活動を行っていたのを見させていただきました。3年生にとって、2学期は、進路を決定する重要な学期です。みなさんの頑張りを期待しています。

 今学期は、感染拡大防止に向けて、一層、丁寧に取り組まなければならないと考えております。これからも学校行事や授業の変更など、急な対応や変更が必要になることが、あるかもしれません、みなさん各自が心構えや準備をしておいてください。

 2学期は、様々な行事がありますが、中でも、11月6日に、創立100周年記念式典を春日部市民文化会館で行います。本来であれば、大勢の来賓の方をお招きして、式典を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、会場定員の半数での実施を考えております。お客様もお見えになりますので、本校の生徒として立派な態度で式に臨んでほしいと思っております。

 さて、本日は、校訓の一つである「誠実」について、話をしたいと思います。ちなみに、本校の校歌の1番が校訓の「理想」、2番が「誠実」3番が「勤労」を表しています。この後の校歌斉唱で、内容を確認してみてください。

 話は、少し外れますが、今年の7月20日に、IT大手アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が、みずから設立した宇宙開発企業の宇宙船に搭乗し宇宙への飛行に成功しました。

近い将来、一般の人が、気軽に宇宙に行けるようになると思いますが、現在、宇宙に行けるのは、とても難しい試験を突破し、過酷な訓練を経たごく一部の宇宙飛行士となっています。

 日本でも、これまで、さいたま市出身の若田光一さんを含め12名が宇宙飛行士として、様々なミッションを行ってきました。では、宇宙飛行士はどのように選ばれるのでしょうか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、昨年の10月に出した「宇宙飛行士募集に関する資料集」によると、医学検査、筆記試験、面接試験、長期滞在適正試験を1年間かけて行うそうです。宇宙飛行士候補として合格すると約2年間の基礎訓練を受け、宇宙飛行士として認定されます。

 少し前の本になりますが「ドキュメント 宇宙飛行 士選抜試験」の中で、最終試験に残った10名の様子が記載されています。この本の中に、宇宙飛行士候補者選抜試験はとても過酷であるということや、ISS(国際宇宙ステーション)での実際のミッションを想定しての1週間の閉鎖環境試験の様子が描かれています。閉鎖環境試験は、国際宇宙ステーションと同様の広さ、大型バス2台分ほどの空間に、8人分のベッドや作業スペースがあり、窓はなく、交代で使うトイレやシャワー室も窮屈で、分厚い扉が閉まると、かなり圧迫感があるそうです。このような環境でスケジュールが分刻みであり、様々なストレスが与えられ、それでも平常心で作業できるか、何かアクシデントがあってもチームで対処できるように、チームをまとめたり、冷静に意見を出し合えるかを細かくチェックするものだそうです。

 宇宙飛行士選抜試験では、様々な試験や面接を通して、この人と宇宙で一緒に働きたいか。もしも、一緒に仕事をしていて事故に遭遇しても、この人なら信頼して危機を乗り越えようという気持ちにさせることができる人物であるかを見ているようです。

つまり、「一緒に仕事をしたい人」であるかどうかが、重要だそうです。

 私は、「一緒に仕事をしたい人」をはじめとして、良好な人間関係を築く基本は「誠実」だと思っています。

「誠実」を辞書で調べると、私利私欲を交えず、真心をもって人や物事に対すること、となっています。

では、「誠実な人」とは、どのような人でしょうか。

「信頼できる人」

「誰に対しても平等である人」

「思いやりがある人」

「責任感がある人」などが思い浮かびます。

それでは、逆に誠実ではない人は、どうでしょうか。

「約束を守らない人」

「努力をしない人」

「損得勘定で動く人」などが思い浮かびます。

みなさんも、誠実な人とは、どのような人か、なん

 となくわかってきたのではないでしょうか。

本校では、授業での実習・実験や様々な学校行事をとおして、互いに協力して取り組む機会が多々あります。

お互いを、認め合い、思いやりを持った言動をお願いします。

何事にも、まじめに、真摯に取り組んでください。

 本校での教育活動を通して、「一緒に働きたい人」になるために、実践的に学んでください。みなさんが「誠実」を心がけた言動をすることにより、お互いに気持ちよく、学校生活が遅れると思います。新型コロナウイルスがまん延し、人々の不安が大きい今こそ「誠実」な言動が大切だと思います。今学期は、校訓の「誠実」を心がけて、学校生活を送ってください。

 3年生の皆さん、就職試験では、受験する企業等から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえることが重要です。是非、みなさん頑張ってください。

 最後になりますが、新型コロナウイルスの感染状況がとても厳しい状況になります。

手洗い、マスクの着用、食事中の会話の禁止など、これまで何度も聞いていて、耳にタコができているかもしれませんが、若い人でも重症化のリスクがあります。感染防止対策を徹底してください。