2023年4月の記事一覧
入学式
春うららかな、先日、4月10日、入学式が行われました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
以下、校長式辞です。
木々の緑が芽吹き、花々が咲き競うこの春の良き日に、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和五年度 埼玉県立杉戸農業高等学校入学式を挙行できますことは、この上のない喜びであります。
新入生の皆さんが自ら決意され、本校へ入学されたことをうれしく思うと同時に、本校教職員を代表として心から歓迎申し上げます。
本校は、大正10年4月11日に北葛飾郡立杉戸農業学校として杉戸町清池に開校しました。大正12年に群制廃止に伴い、埼玉県に移管し、昭和23年には、学制改革により埼玉県立杉戸農業高等学校となりました。昭和49年に校地が手狭であるとともに実習地が分散しているため、今の場所に全面移転をし、現在に至っております。
今年、102年目を迎える、単独の農業高校です。
これまでに2万人を超える卒業生を輩出し、各地、各界において、第一線の産業人として社会の発展に貢献しております。
本日、晴れて本校の生徒となった皆さんには、歴史と伝統を継承していただくとともに、杉戸農業高校の新たな歴史を刻んでいただきたいと思います。
本校の校訓は「理想」「誠実」「勤労」であり、目指す学校像は「いのちとみどりを育む学び舎で、自ら律する力と誠実な態度を身に付け、社会に貢献する人材を育成する」としております。このことを踏まえ、次の三つを本校での高校生活で取り組んでいただきたいと思います。
一つめは、「理想を求めよ」、二つめは、「誠実さを身に付けよ」、
三つめは「自律する力を身に付けよ」ということです。
一つ目の「理想を求めよ」は、自分の夢や目標を描き、それに向かって努力を継続してほしいということです。
深谷市出身の渋沢栄一は、夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。と話しています。
より具体的な夢や目標を設定することで、やるべきことがはっきりし、取り組みやすくなります。
自分の夢や目標に向かって努力していれば、どんなにつらいことがあっても自分自身を奮い立たせ、逆境に立ち向かうことができ、夢や目標が必ず叶います。
高校生活の始まりの日です。将来の夢や目標を考えてください。そして、夢や目標を実現するためには、何が必要かを考え、行動することで、高校生活を充実させることができます。
二つ目の「誠実さを身に付けよ」は、何事に対しても誠実に取り組むとともに、相手を思いやる態度や協調性を身につけ、人間的に成長してほしいということです。
渋沢栄一は更に、「物事を行う上で、失敗も挫折もあるが、誠実であれば、物事は、いずれ自然とうまくいく」と話しております。
また、「宇宙船地球号」という言葉を広めた、アメリカの思想家である、バックミンスター・フラーは「誠実さは、あらゆる成功の核となるものである。」と話しております。
協調性を身に付け、思いやりのある優しさを持った人間に成長してほしいと思います。
三つ目の「自律する力を身につけよ」は、自ら考え、判断し、行動する力を身に付けていただきたいということです。
現在、新型コロナウイルスにより、社会が大きく変化しています。AIなどの発展により産業構造も大きく変わるだろうと言われています。
これからの時代、積極的に情報を収集し、選択し、そこから自分で考え、判断し、行動することが必要だと言われています。
農業の専門科目では、仲間と協力して、実験や実習を行い、知識や技術を学びます。また、自ら課題を発見し、調査、研究を行い、解決していく課題解決型の学習を行います。
農業の学習は単に、農業の知識や技術を学ぶだけではなく、協調性を育み、課題解決能力、自律する力を身につけます。
本校での様々な活動をとおして、これからの社会を生き抜く上で必要になる思いやりの心と、自律する力を身に付け、社会に貢献する人材となっていただきたいと思います。
最後になりますが、高校時代、生徒たちは、これまでと比較にならないスピードで、成長していきます。そして子供の健全な成長は、学校と家庭、地域が連携し協力して対応することが大切です。
保護者の皆様方には学校の教育活動などに、ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和5年4月10日
埼玉県立杉戸農業高等学校長 飯田 賢
始業式・着任式
4月10日、始業式・着任式がありました。
本年度もよろしくお願いいたします。
以下、校長講話です。
本日は、1学期の始業式であり、学年の初めの日となります。
私からは、毎年話をしていますが、「夢や目標」について話をさせていただきます。
学校も、目標を立てて、教育活動を行い、その成果をまとめ、外部の方々に意見をいただき、結果を公表しています。そして、これらをもとに、毎年、教育活動の工夫・改善に取り組んでいます。 このような取り組みを行うことで、より良い教育活動が行えるようにしています。
本校のホームページの中に「学校自己評価システムシート」というのがあり、1年間取り組んだ状況や成果が記載されています。学校自己評価システムシートは、10年程度の長期の目標 5年程度の中期の目標、今年度行うべき目標の3段階で目標を設定しています。
長期の目標が、目指す学校像といわれるものです。本校の目指す学校像は、「いのちとみどりを育む学び舎で、自ら律する力と誠実な態度を身に付け、社会に貢献する人材を育成する。」としています。
校訓の「理想」 「誠実」 「勤労」+「自律」を表したもので、みなさんが、将来、地域や職場など、様々な社会の中でよりよく生きていけるようにしたい。
そのために、①「夢や目標を実現するために、努力を継続できる生徒」②「誠実で互いに助け合うことができる生徒」③「自ら考え、判断し行動できる生徒」の3つの力を本校での3年間で身に付けることを目標としたものです。
中期の目標は、重点目標といい、①学習指導、②生徒指導、③進路指導、④地域連携と生徒募集の4つの項目ごとに目標を立てています。学習指導では、授業改善に取り組み学力の向上を図ること。 生徒指導では、基本的な生活習慣を身に付け社会人として評価される人材を育てること。進路指導では3年間を見通したキャリヤ教育を行い希望する進路を実現すること。地域連携と生徒募集では、積極的な情報発信と地域の連携を推進することとしています。
短期の目標である年度目標については、今年取り組むべきことを、先ほどの重点目標で設定した、学習指導、生徒指導、進路指導、生徒募集及び地域連携の4つの項目について、より具体的な取り組みを記載しています。例えば、学習指導では、一人ひとりに応じた学習う支援を行うだとか、資格取得などのより学びの機会を増やそうなど具体的な取り組みを記載しています。
このようなこのような形で、本校をはじめ多くの学校で目標を設定し1年間取り組み、評価し、評価をもとに来年度の取組に活かす形で学校運営を行っています。みなさんに当てはめるならば、長期の目標、いわゆる目指す学校像は、10年後にどのようになっていたいのかということです。 例えば、どんなところに就職し、どのような仕事をしていているのかなどになります。
中期の目標は、将来の自分の目指す姿から、高校の3年間で、どのような力をつけ、卒業時にはどのような進路を選んでいるかになります。そのためには、学習成績はどうあるべきか、基本的な生活習慣はどうあるべきか、部活動や農業クラブ・若杉会などにはどう取組むかなど、3年間を通して何をすべきかを考えます。
短期の目標である年度目標については、目標とする卒業時の姿から、今年は何をするのかを、さらに具体的に考え目標を立て行動することになります。例えば、目標とする成績を設定して授業に取り組むや、遅刻はしない、農業クラブで県大会に出場するなど具体的な目標を設定して行動します。
この長期、中期、短期で考える目標の設定の仕方は、みなさんにとっても活用しやすいものだと思います。将来の目指す姿から、逆算し杉戸農業高校を卒業するときにはどんな進路をすべきか。希望する進路を実現するためには、今何をすべきかなど、自分の考えをまとめ、整理することができるだけではなく、取り組むことが具体的になり、目標を実現するための効果的なツールだと思います。
この他に、目標を設定し、より具体的に取り組む方法として3月に行われたWBCでMVPを獲得した大谷翔平選手の高校時代の取組を紹介します。
大谷翔平選手は、高校1年生の時に、野球部の監督のすすめで、目標達成シートというものを作成しました。 その時の目標が「8球団からドラフト1位指名を受ける」というものでした。
その目標を達成するために、「体力づくり」、「コントロール」、「スピード160キロ」などの目標を新たに8つ決めました。 そしてさらに、8つの新たな目標に対して、より具体的な目標を8つずつ決めたそうです。合計64個のやることができたわけです。
そうすることにより、より目標を具体的にすることで、やるべきことがはっきりして、取組やすくなったそうです。
この目標達成シートを作成する際は、なるべく具体的にそして、少し高い目標を書き込むことがコツだそうです。 より具体的な目標を設定することで、やるべきことがはっきりし、取り組みやすくなります。
大谷翔平選手が作成した目標達成シートはネットで調べるとすぐに出てきます。参考にしてみてください。
自分の目標に向かって努力していれば、どんなにつらいことがあっても自分自身を奮い立たせ、逆境に立ち向かうことができます。
新たな学年の始まりです。
夢や目標を、書き出し、卒業時の姿を想像し、今年度何をすべきか、どうなっていたいかなど具体的に書き出し整理してみてください。そしてなりたい自分を意識しつつ、具体的な行動計画を立て取り組んでください。
有名な言葉に、意識が変われば運命が変わるというものがあります。
これは、ヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天イーグルスなどで監督を務めた野村克也さんがよく使っていたものです。
意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
目標を持つことで、皆さんの意識がかわり夢や目標が実現することを期待しています。
そして、高校生活を充実させ、なりたい自分になってください。
みなさんの活躍を期待します。