杉農日記

2023年7月の記事一覧

たくさんの表彰が行われました!

       

 

各部活動や農業クラブ活動で立派な成績を収めたので、表彰を行いました。(暑さ対策の為オンラインでした。)

表彰は以下の通りです。

    

【陸上部】

■ 令和5年度学校総合体育大会陸上競技 東部地区大会     

・男子円盤投   第4位 鈴木 朝信

・女子三段跳   第5位 佐野 妃菜

・女子800m  第8位 藤城 空

・女子1500m 第7位 藤城 空

・女子3000m 第7位 藤城 空

 

 

【弓道部】

■ 秩父神社奉納 第62回埼玉県下弓道大会 高校生の部 

・個人      第1位 関山 康太 

         第5位 石川 旺果

 

 弓道3年生大会

・女子団体    第1位 Aチーム(我妻 白夜・石川 旺果・髙橋 萌花)

・女子個人    第3位 我妻 白夜

         第9位 髙橋 萌花

        第10位 石川 旺果

・男子団体    第4位 関山 康太・大石 羚流・白石 華絃

・男子個人   第10位 関山 康太

 

 

【自転車部】

 関東高等学校体育大会 埼玉県予選会     

・ポイントレース  第6位 松井 颯

・3kmIP    第7位 松井 颯

(インディビジュアル パーシュート)

・ケイリン     第7位 大澤 力

・学校総合対抗   第8位

・チームスプリント 第8位 

 

 

【写真部】

 埼玉県高等学校写真連盟写真展 自由部門 

 奨励賞           安齋 真央

 

 

【食品研究同好会】

■ 第16回素人そば打ち群馬大会      団体の部

 優秀賞            横山 大樹・日向 彬人・梅内 ひかる・池田 絆

 

 

【農業クラブ】

 プロジェクト発表 県大会 

・Ⅱ類(開発・保全・創造)

 最優秀賞  

   「新しい価値観」~未来へ繋ぐ米粉の力~

   青木 藍・小川 萌衣・廣井 ちさと・小松 奏哉・関口 巧真

   旭 莉英・佐藤 麻希・出井 桃奈・日向 彬人・島田 莉々奈

 

・Ⅲ類(ヒューマンサービス)

 最優秀賞   

   Let's すごろく大作戦 ~お米の食をつなげよう~

   梅内 ひかる・池田 絆・加藤 あかり・大口 美桜

   横山 大樹・吉野 大雅・佐藤 愛菜佳・落合 美月

  

・Ⅰ類(生産・流通・経営)

 優秀賞  

   私たちが考える現代農業~農業の実態に関する一考察~

   関島 唯・田村 依愛・江村 榛城・馬場 碧

 

      

■ 意見発表 県大会  

・Ⅱ類(開発・保全・創造)  最優秀賞  吉田 明花里

・Ⅲ類(ヒューマンサービス) 最優秀賞  清水 奏里  

・Ⅰ類(生産・流通・経営)   優秀賞  針田 侑莉那

 

 

 農業情報処理競技 県大会   優秀賞  関口 巧真

 

■ 農業鑑定競技 県大会     

・分野園芸          最優秀賞  松島 咲希

・分野造園          最優秀賞  坂本 篤紀

・分野生活          最優秀賞  佐藤 愛菜佳

 

おめでとうございます!

これからも、部活動や農業クラブ活動に一生懸命取り組んでほしいと思います!

 

また、この後自転車部がインターハイに出場、農業クラブの各種競技で最優秀賞を受賞した生徒が関東大会や全国大会の出場を決めたので壮行会が行われました。

 

 

 

 

若杉会(生徒会)会長と農業クラブ会長、校長先生から激励の言葉がありました。

全国大会や関東大会での活躍を応援しています!

 

 

 

0

1学期終業式

 

本日、1学期の終業式が行われました。暑さ対策の為オンラインにて行われました。

夏休みの始まりにふさわしい天気でした。

夏休み中も実習や部活動等ありますが、体調管理や事故に気を付けて、過ごしてください  

以下校長講和です。

 みなさん、おはようございます。

 本日、体育館に全学年が集合し、終業式を行う予定でしたが、暑さが厳しいため、リモートで実施することといたしました。

  1学期を振り返れば、大きな行事である遠足や体育祭、2年生の熊谷市にある総合教育センター江南支所での2泊3日の生徒共同実験実習を実施しましたが、集団感染もなく、実施することができました。

  これも、生徒のみなさんが適切に対応してくれたおかげであると思っています。

 引き続き、集団感染等により教育活動を止めてしまうことのないように、一人ひとり自覚ある行動をお願いいたします。

 

 さて、本日は「強み」いわゆる自己PRについて話をいたします。

 7月3日に求人票の受付が始まり、就職を希望している3年生にとっては、これから企業見学先を決定し、採用試験の準備を行うことになります。

  大学生の場合は、就職を希望する企業に3年生の3月以降、エントリーシートと呼ばれる書類を希望する企業に提出し選考を受けます。合格すると筆記試験や面接に進めるというシステムです。エントリーシートは、書類選考の極めて大きな材料となります。

  大学生にとって、エントリーシートの作成は、今後の就職活動を左右する大きな要因であり、悩みの種でもあります。このエントリーシートで問われるものは、大きく3つあります。

 1つ目は、「あなたの強みはなんですか」

  2つ目は、「ガクチカ」つまり「学生時代に力を入れたことは何ですか」

  3つ目は、「当社を志望される理由は何ですか」だそうです。

  このことは高校生で就職や推薦で進学を考えている人にとっても、この3つは、面接や小論文などで準備をしなければならない内容です。

  その中で、あなたの強みは何かと尋ねられた時にすぐに皆さんは、こたえられるでしょうか。 現在の自分に備わっている能力(強み)は何か。頭に浮かんだ人、全く思いつかない人など様々だと思います。

  考える際に、次のように整理してみてください。それは、何ができるかです。

  特に、人より優れている点を探しがちですが、これまでの経験の中で、どのような場面で、どのような役割を果たしたか。どのような困難に対して、どのように乗り越えてきたかなどの具体的なエピソードから自分の強みを見つけ出すのが良いと思います。

 例えば、自分の強みを「粘り強さ」とした場合、毎日毎日、野菜の生育観察を続け、1冊の冊子にまとめ、発表を行った。

  あるいは、自分の強みを「リーダーシップ」とした場合には、授業で課題や作品をグループで取り組んだ際に互いの意見を出し合い、自分がまとめ役となり課題を解決したり、作品を作成したなど、普段の授業や部活動などを思い起こしながら考えてみてください。

  本校は、実物や生き物を扱い実験・実習による授業を行っています。仲間と協力しなければできないこともたくさんあります。技術や知識を身に付けるためには、何度も何度も繰り返して行うことも必要です。課題を発見して、その解決策を考え、試行錯誤しながら学習する課題研究などの授業あります。他の学校では行っていないものがたくさんあります。その中で、自然と身についている力がたくさんあるはずです。それが本校の生徒の強みだと思います。

 3年生のみなさんは、自分自身の杉農での生活を思い起こしながら、自身に身についた強みを思い起こし、棚卸をしてください。1、2年生は自分自身で身に付けたい強みを意識して、授業や部活動、若杉会・農業クラブ活動などに取り組んでみてください。

 強みという視点から、深谷市にある株式会社いちご畑 高荷政行(たかに まさゆき)さんの話をしたいと思います。

 高荷さんの強みは、「一歩前に踏み出す力」です。高荷さんは、平成14年、今から約20年前に、自分自身で高設栽培によるいちご狩りと完熟イチゴの直売を柱とした観光イチゴ園の経営を開始しました。

  当時、イチゴ狩りといえば、秩父が有名で、たくさんの観光客が訪れていましたが、施設は飽和状態でお客さんが入り切れない状況でした。イチゴ狩りをしたいというニーズにこたえるべく、関越自動車道花園インターチェンジがある花園地域(現在の深谷市で深谷アウトレットのある地域)で直売所を中心に観光農業はできないかと考え、全国の農家を訪ね、勉強するうちに、自分自身でイチゴの栽培に乗り出すことを決意して始めたそうです。

 翌年には、県内のイチゴ農家有志4名で、勉強会を立ち上げ、現在、養液いちご研究会として、県内に会員が総勢100名を超え、講習会や視察研修、資材メーカー等の賛助会員からの新たな製品や技術に関する情報の収集により、イチゴ生産に関する知識の習得に取り組んでいます。

 高荷さんの素晴らしいところは、多くの新規参入者希望者を研修生として受け入れ、今までに12名の新規就農者を独立させていること。そして、高荷さんが、築いた技術を惜しみなく提供しているところにあります。養液いちご研究会の農家を訪れると、高荷さんが作り上げたシステムを活用して経営を行っており、栽培の方式や販売の仕方などチェーン店のように似ています。

 高荷さんは、これまでの功績により、令和3年に農林水産大臣賞を受賞されています。

 また、日本野菜ソムリエ協会主催の第1回全国イチゴ選手権で銀賞を受賞するなど活躍しています。

 高荷さんが築いた、養液いちご研究会は、県内で100以上のイチゴ農家が参加しており 本校の近くであると春日部に2件、越谷に10件、久喜市に4件、加須市に4件、岩槻区、幸手市、松伏町に1件と皆さんの身近なところにあります。

 特に、春日部の折原果樹園や越谷のストロベリーガーデンおぎしま、やまちゃんふぁーむ「いちご畑」は本校の卒業生が経営しています。

 現在はシーズンオフですが、機会があれば、訪れてみてください。

  高荷さんは、現在でも新たな技術や仲間づくり、新規参入者を育てるなど新たな取り組みに意欲的にチャレンジをしています。

 現在は、新たにキッチンカーを導入しイチゴのかき氷販売を開始したそうです。

 農業高校の学習は、様々な力をつけることができ、皆さんの強みとなっています。  

 これから夏休みになりますが、自分は何の力を高めたいか、強みを高めるため何をすべきかを意識して、本校での学習を行ってください。

  最後になりますが、9月1日の始業式に全員が元気な姿で、始業式が迎えられるように事故や病気に留意してください。

 

出典 「ベジタブルテーマパークフカヤ」(HP)

   「養液いちご研究会」(HP)

   「農林水産省」(HP)

 

 

 

おまけ:生徒会(若杉会)による 季節に合わせた校内装飾です。

 

0